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動物園だより

動物園だより : NO.287

宮崎初!希少種ミゾゴイの繁殖に成功!

左:孵化当日のヒナ。うっすらと白い綿毛がはえ、目も開いています。
中:6月9日のヒナ。3羽ともふわふわです。
右:6月23日のヒナ。さすがミゾゴイ。いっちょまえに親鳥と一緒に首を伸ばして木の枝に擬態しています。

こども動物村では「ミゾゴイ」という鳥を飼育展示しています。
 ミゾゴイは4月ごろ東南アジアから日本に渡ってくるサギの仲間です。野生での生息数は激減しており、今ではなかなか見ることができなくなっている希少種です。環境省のレッドリストでも絶滅危惧Ⅱ類に掲載されています。今年当園では、全国でも数例しかないミゾゴイの飼育下繁殖に初めて成功しました。
 当園では2009年よりミゾゴイの飼育に取り組み、飼育技術の開発などの研究を進めてきました。2016年からは2ペア4羽での繁殖にも着手しました。昨年は1ペアが産卵しましたが、残念ながらヒナの誕生には至りませんでした。
 繁殖に取り組みはじめて2年目の今年5月29日、1ペアの巣を観察していた監視カメラ画像に1羽のヒナの姿が映った時は、担当者一同、感激のあまり声をあげてしまいました。その後6月2日に1羽、6月4日に1羽の計3羽のヒナが孵化しました。孵化後しばらくは無事育つか心配していましたが、担当者の心配をよそに現在は親鳥と同じくらいの大きさにまで成長しました。このまま無事すべてのヒナが巣立ってくれくことを毎日ハラハラしながら見守っています。
 ヒナは展示場にいますが、現在巣の周りに日除けとなるシェルターを設置しているのでご覧いただくことはできません。無事巣立てば来園者のみなさんにもご覧いただくことができると思います。(飼育課:渡部)

平成29年6月26日