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動物園だより : NO.353

スマトラトラ「ファントム」来る!



 11月7日(水)の朝、スマトラトラのオス「ファントム」が来園しました。
前日の朝、生まれ故郷であるよこはま動物園ズーラシアを出発し、約24時間の陸路と海路の長旅を経て安着しました。

 スマトラトラはインドネシアのスマトラ島にのみ生息する希少なトラの仲間です。野生下では300頭~500頭と言われていますが、正確な生息数は不明です。現存する5種類のトラの中では最も小柄で、黄色と黒の毛色の縦模様がはっきりしているのが特徴です。

 「ファントム」は2016年9月27日にズーラシアで生まれました。父親はアメリカ生まれの「ガンター」、母親はイギリス生まれの「デル」で、兄弟「パンプ」と一緒に飼育されていましたが、公益社団法人日本動物園水族館協会の生物多様性委員会が立案する国内の繁殖計画に基づき、今回の移動となりました。

 当園に到着した際には、輸送箱の中から吠えるなど元気な様子で、輸送箱から寝室への移動も非常にスムーズでした。この日は休園日でしたので、屋外展示場に慣らすため移動させて観察しました。多少、環境の変化に驚いているようでしたが、徐々に慣れると思います。このあと、寝室にも慣れてもらい、「ファントム」の様子次第ですが、可能であれば11月9日(金)から一般公開したいと考えています。

 ズーラシアの担当者によると、少々甘えん坊の性格なようです。実際に見ると、まだちょっと幼くあどけない顔ですが、かなりの男前だと思います。おもちゃへの反応がいいとのことですので、宮崎でも楽しんで生活してもらえるよう飼育したいと思います。

平成30年11月8日