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動物園だより

動物園だより : NO.354

その後の「ファントム」



 11月7日(水)に安着したスマトラトラのオス「ファントム」のその後をお知らせします。

 初めての環境、初めての他のトラ、初めての他の動物(ライオン)にファントムも当然驚いていると思います。このような状態でしたので、食欲はないだろうと思いましたが、到着したその晩に担当者が寝室にいるファントムに差し入れた餌を完食しました。これには驚きました。これまで、移動直後の新しい環境では食欲が減退する動物を数多く見てきたからです。 さらに驚いたのは、私たちスタッフにはほとんど威嚇をしないことです。まるで人工哺育のごとく、非常に人好きの性格のようです。

 翌日も寝室に収容しておき、夕方から、寝室と展示場の境目の扉を開放にして、ファントムが寝室と展示場を自由に行き来できるようにしました。夕方に隣のトラとライオンを寝室に収容した後には、自ら展示場に出て餌を食べ、展示場を散策し、糞尿もしています。 次の日は朝から寝室と展示場の境目の扉を開放にしましたが、両隣にトラとライオンがいるせいか、まだ展示場には出てきません。しかし、奥の寝室から外の様子をうかがっています。その日の晩も、展示場に出て餌を食べました。ファントムは日に日に慣れてきていると思われます。

 ファントムの隣で飼育している猛獣たちも同じ状況で飼育を始め、すべからく環境に慣れて現在に至っています。近いうちに、ファントムも周りを気にせず振舞ってくれると思います。

 ファントムが来園する前後に、多くのファンの方々から励ましやご意見のメールをいただきましたが、あまりの多さに返事が滞ることがありました。この場をお借りし、お詫びとお礼を申し上げます。なお、ファントムについては、不定期にはなりますが、HPやFacebookにて情報提供できればと思います。
 これからも温かく見守ってください。

平成30年11月15日