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宮崎市フェニックス自然動物園の動物たちをご紹介します。世界の地域毎に園内にいる動物たちを紹介しています。
※状況によっては展示されていない動物もいますので、予めご了承ください。
アフリカの動物たち
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アフリカヘラサギ
アフリカヘラサギ(African spoonbill)コウノトリ目 トキ科
学名:Platalea alba
すんでいる所:アフリカ
食べ物:魚、水生昆虫
くちばしが平たく、しゃもじのような形をしており、少し開いて水の中で左右に動かして、魚や水生昆虫を上手に捕まえて食べます。
とても社会的で、大きな群れを作り、営巣、採食、飛翔を行います。繁殖期には、コロニーを作ります。
クラハシコウ
クラハシコウ(Saddlebill stork)コウノトリ目 コウノトリ科
学名:Ephippiorhynchus senegalensis
すんでいる所:アフリカ
食べ物:魚、小動物、昆虫
上くちばしの鞍型の黄色板が、この名前の由来です。コウノトリ類の中で最も背が高く、単独またはつがいで行動し、群れは作りません。
グラントシマウマ
グラントシマウマ(Grant’s Zebura)奇蹄目 ウマ科
学名:Equus burchelli bohmi
すんでいる所:東アフリカの草原
食べ物:草、木の葉
ヌーやダチョウと共に群れをなして生活し、ヌーと共に季節的な大移動を行います。
特徴の縞模様は個体によって模様が異なり、派手に見えますが、夕暮れの草原では保護色となり、発見しにくくなります。
ケープペンギン
ケープペンギン(Cape Penguin)ペンギン目 ペンギン科
学名:Spheniscus demersus
すんでいる所:アフリカ南部の沿岸海域
食べ物:魚、エビ、イカ
翼がオール状に発達し、フリッパー(ひれ)と呼ばれます。そのフリッパーを使って、水中を飛ぶように泳ぐことができます。
一夫一婦で集団繁殖し、巣穴を掘ってオスとメスが協力して子育てを行います。
コフラミンゴ
コフラミンゴ(Lesser Flamingo)フラミンゴ目 フラミンゴ科
学名:Phoeniconias minou
すんでいる所:アフリカ、アジア
食べ物:藻類、珪藻類
フラミンゴの中では最も小形です。この種のくちばしは、フラミンゴの中でも特に深く曲がっています。
羽色の赤色は、餌の中に含まれる赤い色素によるものです。飼育下では繁殖が難しく、ケニアのナクル湖が有名なすんでいる所です。
ダチョウ
ダチョウ(Ostrich)ダチョウ目 ダチョウ科
学名:Strutio camelus
すんでいる所:アフリカ
食べ物:果物、種子、小動物
世界で一番大きな鳥です。飛ぶことはできませんが、時速70~80kmの速度で走ります。視力がよく、2km先の敵を見つけることができます。
抱卵と子育ては主にオスが積極的に行い、卵は約1.5kgあり、約40日でふ化します。
チンパンジー
チンパンジー(Chimpanzee)霊長目 ショウジョウ科
学名:Pan troglodytes
すんでいる所:アフリカ
食べ物:果物、種子、木の葉、花、樹脂、虫
道具を上手に使います。例えば、細い木の枝を用いて、ハチミツやシロアリを食べたり、石を使って固い木の実を割ったり、布袋を布団がわりにかけて寝たりします。
メスは発情すると、お尻がトマトのように腫れます。シッポがありません。
ホオジロカンムリヅル
ホオジロカンムリヅル(South African Crowned Crane)ツル目 ツル科
学名:Balearica regulorum
すんでいる所:アフリカ
食べ物:小形のハ虫類、昆虫
頭上の金色の羽冠にちなみ、この名前が付けられました。集団で生活しますが、繁殖期にはペアを作ります。
一般にツル類は、巣を沼地や湿地に作りますが、この種は草原や乾燥地に作ります。一般にツル類は卵を2個産みますが、この種は3個産卵します。
マサイキリン
マサイキリン(Masai Giraffe)偶蹄目 キリン科
学名:Giraffe camelopardalis tippelskirchi
すんでいる所:東アフリカ
食べ物:木の葉
地上の動物では最も背が高く、5m近くもあります。長い舌は、約45cmあり、上手に木の枝に巻き付けて、葉をむりし取って食べます。
オス同士には、頭を体にぶつけ合う“ネッキング”と呼ばれる特徴的な行動が見られます。
モモイロペリカン
モモイロペリカン(European white pelican)ペリカン目 ペリカン科
学名:Pelecanus onorotalus
すんでいる所:アフリカ、南ヨーロッパ、南アジア
食べ物:魚
水鳥の仲間としては最も大きい種です。大きなくちばしの下にのど袋があり、これで魚をすくい取ります。のど袋には、水が15リットルも入り、体温調節にも利用できます。
5~10羽の群れを作り、集団で生活し、協力して魚を獲ります。
ライオン
ライオン(Lion)食肉目 ネコ科
学名:Panthera Leo
すんでいる所:東アフリカ、南アフリカ(インドの一部)など
食べ物:肉類
体の大きさはトラとほぼ同じで、オスは首のまわりに長い毛(たてがみ)があるのが特徴。ネコ科の動物としては珍しく群れを作り、メスは集団で狩りを行い、オスは外敵から群れを守ると言われます。
ワオキツネザル
ワオキツネザル(Ring-tailed lemur)霊長目 キツネザル科
学名:Lemur catta
すんでいる所:マダガスカル島(インド洋に浮かぶ島)
食べ物:果物、木の葉、花のみつ
尻尾に黒と白の交互に並ぶ、輪状の模様があり、尾は視覚信号となっています。
前肢や脇の下に、特殊な分泌腺を持っており、この液を枝などに塗り付けて、マーキングを行い、自分のテリトリー(縄張り)を主張します。
5~30頭の群れを作って、集団生活して、警戒の合図として、とても大きな声を発します。
ユーラシアの動物たち
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アジアゾウ
アジアゾウ(Asian Elephant)長鼻目 ゾウ科
学名:Elephas maximus
すんでいる所:アジア
食べ物:木の葉、枝、皮、果実、草など
現存する、陸上にすむ動物の中で最大です。
長い鼻を使って物をもらったり、穴を掘ったりすることができます。アジアにすんでいて、古くから人間と密接に関わってきた動物です。
インドクジャク
インドクジャク(Common Peafowl)キジ目 キジ科
学名:Pavo cristatus
すんでいる所:インド周辺の東南アジア
食べ物:穀類、草、昆虫、種子
繁殖期(春~夏)になると、オスは飾り羽を広げて振わせながら、ジリジリと前進し、メスにアピールします。
オスの飾り羽は、体の長さの半分以上あり、夏の終わりには全て抜け落ちてしまいます。ネコのように、ニャ~オと鳴きます。
インドトキコウ
インドトキコウ(Indian wood stork)コウノトリ目 コウノトリ科
学名:Ibis leucocephalus
すんでいる所:東南アジア
食べ物:魚、昆虫
群れで生活し、たくさんの巣が集まったコロニーを形成します。頭に毛がなく、くちばしが少し下に曲がってて、体形がトキに似ているのでトキコウと呼ばれます。
当園では、大空を自由に飛翔させながら、飼育することに成功しました。
オオバタン
オオバタン(Molucean Cokatoo)オウム目 オウム科
学名:Cacatua molucensis
すんでいる所:インドネシア(セーラム島)
食べ物:果実の実や種
驚いたり興奮したときに、鮮やかなオレンジ色の冠羽が目立ちます。乱獲や森林破壊のために激減し、野生での生息数は3000羽以下と言われています。
当園の個体は愛称は「ピーちゃん」で、おしゃべりがとても上手いです。
オランウータン
オランウータン(Orang Utan)霊長目 ショウジョウ科
学名:Dongo Pygmaeus
すんでいる所:ボルネオ、スマトラ
食べ物:果物、種子、木の葉、花、樹脂、虫
東洋の類人猿オランウータンは、マレー語で「森の人」を意味します。
成長したオスは、ほほが左右に大きく広がって、下あごも出張り、どこに目と鼻があるのかわからない顔つきになります。道具を上手に使い、木の葉を用いて傘を作り、雨をしのいだりします。
クサガメ
クサガメ(Reeve's turtle)カメ目 ヌマガメ科
学名:Chinemys reevesii
すんでいる所:日本、中国、台湾、朝鮮半島
食べ物:魚、ザリガニ、エビ、水草など
足のつけねから、くさい臭いを出すところから、臭亀(くさがめ)と命名されました。成長すると、甲長約25cmになり、大人になると体が真っ黒になります。
シュバシコウ
シュバシコウ(White stork)コウノトリ目 コウノトリ科
学名:Ciconia ciconia
すんでいる所:ヨーロッパ、アフリカ、アジア
食べ物:魚、小動物、昆虫
3~6月の繁殖期にはヨーロッパに渡り、繁殖します。鳴く事が出来ないので、くちばしを打ち鳴らす“クラッタリング”という方法で求愛行動をとります。
水田・小沼などで餌を獲り、松の木や人家の屋根などの高い所に巣を作ります。一般には幸せを運ぶ鳥としてよく知られています。
ソデグロバト
ソデグロバト(Pied imperial pieon)ハト目 ハト科
学名:Ducula bicolor
すんでいる所:東南アジア、ニューギニア
食べ物:果物
ハトの仲間としては珍しく、果物を食べます。羽の先端が黒いことから命名されました。性格は、ドバトにくらべ、おくびょうです。
ツクシガモ
ツクシガモ(Northern Shelduck)ガンガモ目 ガンガモ科
学名:Tadorna tadorna
すんでいる所:ユーラシア大陸の温帯部に広く分布、冬は南方に渡る。日本では九州の有明海に渡来する。
食べ物:海藻などのほか、動物質を多くとる。
白、黒、茶色のはっきりした模様の美しい鳥で、嘴は赤く、オスは鼻にこぶのようなふくらみを持っています。
この種は塩水性で、干潟や内陸塩水湖にすみ、群集して採食します。
トラ
トラ(Tiger)食肉目 ネコ科
学名:Panthera Tigris
すんでいる所:インドの一部と中国北部、シベリア
食べ物:肉類
ネコ科の動物では最大(ライオンとほぼ同じ)です。
繁殖期以外は単独で行動します。体のしま模様は、獲物を狙う時、木の陰や草の中にかくれるのに役立ちます。水の中に入ることが大好きです。
現在、野生のトラは激減し、絶滅の心配がされています。
ナベコウ
ナベコウ(Black Stork)コウノトリ目 コウノトリ科
学名:Ciconia nigra
すんでいる所:ヨーロッパ、アフリカ、アジア
食べ物:魚、小動物、昆虫
ヨーロッパ・アジアへ渡り、繁殖を行います。光沢のある黒色が、鍋底の色の様であることから命名されました。
ヒューヒューという鳴き声や、くちばしをカタカタ鳴らす“クラッタリング”でコミュニケーションをとります。つがいだけで大木や岩壁に営巣します。
ハナジカ
ハナジカ(Fomosan Sika)偶蹄目 シカ科
学名:Cervus Nippon Taiwanus
すんでいる所:台湾
食べ物:草、木の葉
夏毛の白い斑点が、花のように見えるところから命名されました。
ハナジカの角はオスだけに生え、毎年春に抜け落ちて、新しく生えて秋には硬く立派に成長します。繁殖は冬に交尾し、春に出産します。
角を獲るために乱獲され、絶滅の恐れがあります。
ヨーロッパフラミンゴ
ヨーロッパフラミンゴ(European Flamingo)フラミンゴ目 フラミンゴ科
学名:Phoenicopterus ruber
すんでいる所:ヨーロッパ、アフリカ、アジア
食べ物:小エビ、小魚、藻類、種子
濃いピンク色をした大形のフラミンゴです。塩水、アルカリ性の湖など、きわめて特殊な環境に適応しています。
繁殖期に見られる、集団ディスプレイ(頭を振ったり、翼を広げるなど)は見事の一言です。一夫一婦で、泥や土で巣を作り、1個の卵を産卵し、雌雄交代で抱卵します。
レッサーパンダ
レッサーパンダ(Lesser panda)食肉目 パンダ科
学名:Ailurus fulgens styani
すんでいる所:ビルマ北部から中国
食べ物:竹、果物、小動物、卵
主に竹林で、単独で生活します。
前足に他の指と対向するように、「第6の指」と呼ばれる特殊な突起があります。この突起は指ではなく、手首の骨が変化したものです。この突起と他の指とを使い、物を持ちます。
出産は、春から夏の間に木の洞や岩穴で行い、1~2頭産み、乳頭は8個あります。
北アメリカの動物たち
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アライグマ
アライグマ(Racoon)食肉目 アライグマ科
学名:Procyon lotor
すんでいる所:アメリカ大陸
食べ物:魚、貝、果実、木の実
前足の指の感覚が敏感で、水の中に前足を入れて、かき回すようにして獲物をさがすことから、洗う習性があるといわれるようになりました。暗くなると、水辺でエサを探します。
タヌキに似ているが、尾に輪があるところなどが、異なります。
アメリカバイソン
アメリカバイソン(American Bison)偶蹄目 ウシ科
学名:Bison bison
すんでいる所:北アメリカ
食べ物:草、木の葉など
アメリカヤギュウ、バッファローとも呼ばれ、10~20頭の群れで生活します。季節によって移動し、その際には大きな群れを形成します。
オスは体重が900kg以上にもなり、メスは600kg程度まで成長します。
ハワイガン
ハワイガン(Hawaiian Goose)ガンカモ目 ガンカモ科
学名:Branta sandvicensis
すんでいる所:ハワイ諸島
食べ物:植物、魚、昆虫など
ハワイ諸島の固有種で、火山のある高原の草地に生息しています。首には独特のしま模様があります。
乱獲などにより一時は絶滅の危機にさらされましたが、保護活動により自然復帰することに成功しました。そのことから、現在では自然保護のシンボルとなっています。
ベニイロフラミンゴ
ベニイロフラミンゴ(Caribbean Flamingo)フラミンゴ目 フラミンゴ科
学名:Phoenicopterus ruber
すんでいる所:アメリカのフロリダ半島の先端、カリブ海沿岸、南アメリカ北部海岸、ガラパゴス
食べ物:水生動植物プランクトン
フラミンゴの中で、最も大形です。
赤い色素の入ったフラミンゴミルクを口から吐き出しヒナを育てるため、オレンジ色の美しい羽は、子育てを終える頃には真っ白に色あせてしまいます。
ミシシッピーアカミミガメ
ミシシッピーアカミミガメ(Red-eared slider)カメ目 ヌマガメ科
学名:Trachemys scripta elegans
すんでいる所:北アメリカ南部(メキシコ北部)
食べ物:植物、水生動物など
眼の後ろに赤、もしくはオレンジ色の太いスジがあります。
子ガメは「ミドリガメ」といわれ、ペットとして日本にも多く輸入されました。
ワニガメ
ワニガメ(Alligator snapping turtle)カメ目 カミツキガメ科
学名:Macroclemys temminckii
すんでいる所:アメリカ合衆国東南部
食べ物:魚、水生動物など
背中の甲らは、のこぎり状にゴツゴツしています。
口を開けて、舌の上にあるミミズのような突起物があり、これをゆらして魚をおびき寄せて食べます。普段は水底にじっとしており、産卵期以外に陸にあがることはありません。
南アメリカの動物たち
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カピバラ
カピバラ(Capybara)げっ歯目 カピバラ科
学名:Hydrochoerus hydrochaeris
すんでいる所:南アメリカ
食べ物:イネ科の草、水草
現存するげっ歯類(ネズミと同じ仲間)では、最も大きいです。指の間に小さなみずかきがあり、泳ぐことがとても上手で、5分間潜っていられます。水の中で、排泄や交尾をします。平均10頭の群れで生活します。
現地では、食用とされています。
コモンラッパチョウ
コモンラッパチョウ(Common Trumpeter)ツル目 ラッパチョウ科
学名:Psophia crepitans
すんでいる所:南アメリカ
食べ物:果物、昆虫類
熱帯林の中を群れで生活します。飛ぶ力は弱く、遠くまで飛ぶことができません。しかし歩くのが早く、敵からは走って逃げます。
ラッパのように甲高く大きな声で鳴くことから命名されました。
コロンビアレインボーボア
コロンビアレインボーボア(Colombia Rainbow Boa)有鱗目 ボア科
学名:Epicrates cennchria maurus
すんでいる所:南アメリカ
食べ物:小動物
うろこに太陽の光が当たると、虹のように輝くため、この名前がつきました。
おとなしい性格で、人に慣れやすいです。
ジェフロイクモザル
ジェフロイクモザル(Central American Spider monkey)霊長目 オマキザル科
学名:Oteles geofrogi
すんでいる所:南アメリカ、ブラジルにかけての熱帯雨林
食べ物:果物、種子、木の葉、花、虫
樹上で生活するクモザルは、第3の手と呼ばれる長い尾を上手に使います。
尾には尾紋があります。手の親指がなく、指は4本しかありません。
ショウジョウトキ
ショウジョウトキ(Scarlet Ibis)コウノトリ目 トキ科
学名:Eudocimus ruber
すんでいる所:中央アメリカ、南アメリカ、カリブ海沿岸
食べ物:ザリガニ、魚、カエル、タニシ、水生昆虫
全身朱赤色(真っ赤)な、とてもきれいな鳥で、飛ぶと羽の先の黒い色が現れて、いっそう美しくなります。
細く曲がったくちばしは触覚に優れ、泥の中の小動物を捕らえるのに役立っています。
巨大なコロニーをシロトキとともに形成し、集団で繁殖します。
チリーフラミンゴ
チリーフラミンゴ(Chilian Flamingo)フラミンゴ目 フラミンゴ科
学名:Phoenicopterus chilensis
すんでいる所:南アメリカのペルーからチリー南端、ブラジル南部からアルゼンチンの山地の塩水湖
食べ物:水生動植物プランクトン
全身が薄いピンク色で、足は灰白色、関節と水かきがピンク色をしています。
フラミンゴミルクと言われる真っ赤なミルクを口から吐き出して、ヒナを育てます。
当園でフラミンゴショーをしているのは、このフラミンゴです。
ヒロハシサギ
ヒロハシサギ(Boat-billed Heron)コウノトリ目 サギ科
学名:Cochlearius cochlearius
すんでいる所:中央アメリカの河川沿いの森林
食べ物:魚、昆虫、エビ
夜間採食習性に適応して、目が大きく、単独で生活します。独特の形をした、幅の広い大きなくちばしが特徴で、これが名前の由来です。
性質はおとなしいのですが、怒ると冠羽を逆立て、口を大きく開けて「グワッ、グワッ」と鳴きながら威嚇します。
ベニコンゴウインコ
ベニコンゴウインコ(Red and green macaw)オウム目 インコ科
学名:Ara chloroptera
すんでいる所:中央、南アメリカ
食べ物:果物、大型の種子、木の実、葉やつぼみ
とてもカラフルな羽をもっている大形のインコで、頭が良く器用です。
大きなクチバシは力が強く、ヤシ類の実も器用に割って食べるが、ものまねは苦手です。群れで生活しますが、一夫一妻で、相手が死ぬまで連れ添うといわれます。
森林の伐採とペット用のヒナの採集のため、数は各地で減少しています。
マーラ
マーラ(Mara)げっ歯目 テンジクネズミ科
学名:Dolichotie patagonvm
すんでいる所:南アメリカ
食べ物:草、木の実
別名「パンパノウサギ」とも呼ばれ、ウサギに似ていますが、ネズミの仲間です。
昼間は地上で集団生活し、夜は地下に巣穴を掘って外敵から身を守ります。脇腹に2対の乳首があり、母親は立ったまま赤ちゃんに乳を与えます。
リスザル
リスザル(Squirrel monkey)霊長目 オマキザル科
学名:Saimiri sciureus
すんでいる所:コロンビアからパラグアイ
食べ物:果物、昆虫、木の実
川沿いの森林や雑木林に、最大50頭くらいの群れを作って生活します。
リスに似ているので、リスザルと呼ばれていますが、口の周りだけがマスクしたように黒いので、クチグロザルとも呼ばれていました。
1958年には、アメリカで最初に人工衛星に乗って宇宙を飛んだサルとして有名です。
ルリコンゴウインコ
ルリコンゴウインコ(Blue and yellow macaw)オウム目 インコ科
学名:Ara ararauna
すんでいる所:南米サバンナの川岸の森林
食べ物:果物、ヤシの実
青色と黄色の美しい大形のインコ。美しい姿に似合わない、金切り声でさわがしく鳴きます。
長い尾が、全体の3分の2を占めています。大形のインコ類は、寿命が長く、30~60年生きます。
レア
レア(Rhea)レア目 レア科
学名:Rhea americana
すんでいる所:南アメリカ
食べ物:木の葉、昆虫、木の実
飛ぶことはできませんが、早く走ることができます。
オスは見事なディスプレイをして、メスを引きつけます。抱卵、雛の育児全てをオスが行い、通常10~20個の卵を抱きます。
オセアニアの動物たち
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アカカンガルー
アカカンガルー(Red kangaroo)有袋目 カンガルー科
学名:Macropus rufus
すんでいる所:オーストラリア
食べ物:草
母親が育児のう(ふくろ)を持つ、有袋類の中で一番大きい種です。体毛は大部分のオスがレンガ色をしており、メスは青灰色になっています。
オスは生涯成長し、立ち上がると170cmほどになりますが、メスは極端に小さいです。大きなシッポを持っています。
エミュー
エミュー(Emu)ヒクイドリ目 エミュー科
学名:Dromaius navaebollandias
すんでいる所:オーストラリア
食べ物:果実、種子、小動物
長距離を時速7kmのペースで移動しますが、危険を感じると時速50km位の速度で走ります。ばさばさした羽毛と、恐竜のような顔が特徴です。
卵はオスが抱卵し、子育てもオスが行います。卵は産卵後2ヶ月足らずで孵化。たいこを叩くような声で鳴きます。
コクチョウ
コクチョウ(Black Swan)ガンガモ目 ガンガモ科
学名:Cygnus atratus
すんでいる所:オーストラリア
食べ物:種子、草
黒い羽色と赤いくちばしが鮮やかです。時々、首をSの字に曲げる行動をとります。
繁殖は、オスとメスとで大きな巣を作り、5~6個の卵を産みます。
ワライカワセミ
ワライカワセミ(Laughing jackass)ブッポウソウ目 カワセミ科
学名:Dacelo gigas
すんでいる所:オーストラリア南東部
食べ物:ネズミ、ヘビ、カエル、小魚
鳴き声が、人の笑い声によく似ているので、この名前がつけられました。
エサは、くちばしではさみ、木の枝や石にたたきつけて、柔らかくして食べます。春になると2~3個の卵を産みます。
毒ヘビやネズミなども食べるので、益鳥として重宝がられています。
日本の動物たち
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イシガメ
イシガメ(Japanese pond turtle)カメ目 ヌマガメ科
学名:Mauremys japonica
すんでいる所:本州、四国、九州、壱岐、対馬
食べ物:魚、甲殻類、水生昆虫
日本固有のカメで、平地の池沼や、湖の浅いところなどのゆるい流れのところに住んでいます。6~7月に、4~10個の卵を産みます。
子ガメは甲らの模様から、「ゼニガメ」とも呼ばれています。
飼われている動物たち
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アイガモ
アイガモ(Aigamo)ガンガモ目 ガンガモ科
学名:Ahas platyhnchos
すんでいる所:日本
食べ物:穀類、青草、野菜
マガモとアヒルを交配させて改良しました。
マガモと比べると、飛翔力が弱いです。近年、除草にこの種のヒナを使う「アイガモ農法」が有名です。
カイウサギ
カイウサギ(Rabbit)ウサギ目 ウサギ科
学名:Oryctolagus cuniculus
すんでいる所:家畜、ペットとして全世界
食べ物:草
ヨーロッパ地方で、アナウサギを飼い慣らし、改良されてきた家畜です。
主に毛皮と肉をとるために飼われていますが、中にはペットとして改良されてきたものもあります。
クジャクバト
クジャクバト(kujaku-bato)ハト目 ハト科
学名:Columba livia
すんでいる所:全世界
食べ物:穀類、豆などの種子、青物
鑑賞用として改良されたハトで、尾羽が多く、クジャクのように開くことができます。
コールダック
コールダック(Call Duck)ガンガモ目 ガンガモ科
学名:Ahas platyrhynchos
すんでいる所:イギリス(イギリスで改良されたアヒル)
食べ物:穀類、青草、野菜
世界最小のアヒル。甲高い大きな声でよく鳴くので、鴨猟などに、おとり(デコイ)として用いられます。そのため、コールダック又はデコイと呼ばれています。
羽色はホワイトとブラウンの2種類があり、小形で可愛らしいので、現在では愛玩用のアヒルとして欧米で飼われています。
テンジクネズミ
テンジクネズミ(Domestic guinea pig)げっ歯目 テンジクネズミ科
学名:Cavia porcellus
すんでいる所:南アメリカ
食べ物:草、木の根、野菜
紀元前1000年頃から、インディオたちによって、家畜化されました。
性格がおとなしく、かむこともほとんどありません。
巻き毛や短毛種など、品種改良されてきています。
ヤギ(Tokara goat の半血種)
ヤギ(Tokara goat の半血種)(Takara goat)偶蹄目 ウシ科
学名:Capra hircus
すんでいる所:鹿児島県トカラ列島
食べ物:草、木の葉
ヤギはエジプトで、7000年も前から家畜として飼われていました。
トカラヤギは、鹿児島県のトカラ列島で多く飼育されていました。性格はおとなしく、食性は粗食にも耐えます。
バリケン
バリケン(Muscovy Duck)ガンカモ目 ガンカモ科
学名:Cairina moschata
すんでいる所:南アメリカ
食べ物:水辺の植物、小魚、昆虫など
野生のノバリケンを飼い慣らしたものです。オスのくちばしの根元には、赤色のコブがあり、メスにはありません。
ヨーロッパや台湾で多くが食用として飼われているため「フランスガモ」又は「タイワンアヒル」とも呼ばれています。
ヒツジ(サフォーク)
ヒツジ(サフォーク)(Sheep「Suffolk」)偶蹄目 ウシ科
学名:Ovis aries
すんでいる所:世界中
食べ物:草、穀類
原産地はイギリスです。顔と足が黒いのが特徴です。
代表的な肉用種で、他の品種と交配して、すぐれた肉用ヒツジを生産することも盛んに行われています。日本でも多くのヒツジが飼われています。
フタコブラクダ
フタコブラクダ(Bactrian Camel)偶蹄目 ラクダ科
学名:Camelus bactrianus
すんでいる所:アジア
食べ物:草、木の葉
2つある背中のコブは、脂肪からできていて、栄養の貯蔵庫です。砂漠などエサのない所でも、数週間は旅ができます。水は2週間位飲まずに我慢できます。
性格はとてもおとなしく、人間にもよく慣れ、荷物を運んだり、人を乗せたりすることから、砂漠の船と呼ばれ、家畜化されています。
ミゼットポニー
ミゼットポニー(Midget pony)奇蹄目 ウマ科
学名:Equus prazewalskii caballus
すんでいる所:南アメリカ
食べ物:草
馬の中では小さい仲間です。肩の高さが、90cmくらいしかありません。
イギリスのシェトランドポニー種が、南アメリカで改良された種で、本来は家畜用として利用されていましたが、最近ではペットとして飼われる例が多くなりました。
ミミナガヤギ
ミミナガヤギ(Long eard goat)偶蹄目 ウシ科
学名:Capua bincu
すんでいる所:パキスタン
食べ物:草、木の葉
60cmにもなる長い耳が特徴です。その長い耳は、体温調節に役立ちます。
パキスタンの山岳地帯にいた野生種が改良され、毛皮や乳が利用されています。
日本では湿度が高いので、飼育は難しいと言われていますが、当園ではよく繁殖しています。
ヨーロッパガチョウ
ヨーロッパガチョウ(Toulouse)ガンカモ目 ガンカモ科
学名:Anser anser
すんでいる所:ヨーロッパ
食べ物:草
野生のハイイロガンをヨーロッパで飼い慣らし、品種改良したものです。
くちばしの縁が細かい歯状になっており、地上で草をちぎって食べる生活に適しています。
童話「ニルスの不思議な旅」で、主人公ニルスと共に旅をしたガチョウで知られています。
ラマ
ラマ(Lama)偶蹄目 ラクダ科
学名:Lama glama
すんでいる所:南アメリカのアンデス高地
食べ物:草、木の葉
ラクダの仲間だが、背中にコブはありません。
性格はおとなしいのですが、気に入らないととても頑固です。
家畜として荷物の運搬や乗馬、それに乳用としても利用されています。
ロバ
ロバ(Donkey)奇蹄目 ウマ科
学名:Equns asinus
すんでいる所:アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ
食べ物:草、木の葉
人との関わりは古く、紀元前4000年頃には、すでに家畜として飼われていました。
耳が長く、ウサギウマとの呼び名もあります。性格はおとなしく、忍耐強いうえに、少量の水と粗食にも耐えます。体は小さいのですが、力が強いので、荷物の運搬用として使われています。