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マサイキリンの赤ちゃん誕生!

出産直後に赤ちゃんの世話をする母親「コユメ」

出産後、約1時間で立ち上がった赤ちゃん


令和7年10月5日(日)13時24分、マサイキリンのメス「コユメ」(13歳)とオス「トウマ」(9歳)の間に、第4子となるオスの赤ちゃんが誕生しました。

10月5日の12時25分頃に、来園者から「コユメ」から赤ちゃんの足が見えているとの連絡を受け、担当者が確認し急いで寝室に収容しました。

その後、13時24分に無事誕生し、担当者が性別をオスと確認しました。赤ちゃんは生まれて約1時間後には立ち上がり、起立した約1時間後には自力で「コユメ」のおっぱいを飲んでいました。

昨年7月7日に「トウマ」と「コユメ」の間の繁殖行動が見られて以降繁殖行動が見られなくなり、また、この間取り貯めていた糞を岐阜大学応用生物科学部動物保全繁殖学研究室(楠田教授)に送って、糞中の妊娠関連ホルモンの測定をお願いし、その数値が高値を維持していたので、今年の4月に妊娠していることを確信していました。

今年の夏には「コユメ」のお腹の膨らみが目立ってきていました。一般的にキリンの妊娠期間は約450日と言われていますので、出産予定日を9月下旬から10月上旬に設定し、ワクワクしながら今か今かと待っていました。

「コユメ」は過去3回の出産と同様に落ち着いており、しっかり赤ちゃんの面倒をみています。赤ちゃんの地面から頭頂までの高さは約180cm、体重は推定70㎏です。

今回の赤ちゃんで国内のマサイキリンはオス7頭、メス4頭となりましたが、依然少ない状況が続きますので、今回の赤ちゃんの成長を見守りつつ、1頭でも希少なマサイキリンを増やして未来に繋げたいと思います。

今後は、母子ともに落ち着いたところで一般公開します。

また、愛称の募集も考えておりますので、情報はホームページやSNSでご確認ください。

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